沖縄県指定天然記念物
国内希少野生動植物種
絶滅危惧II 類
ナミエガエル(Limnonectes namiyei)は、ヌマガエル科クールガエル属に分類される、10cm超の大型のカエルです。オスの方がより大きくなります。頭部が大きく、ずんぐりむっくりした体型が特徴で、成熟したオスの頭部はメスと比べ大きく隆起しています(写真1枚目がオス、2枚目がメス)。 光を当て瞳孔が収縮するとキレイな菱形となるのも特徴的です。
また、多くのカエルではくし状の細かな歯が上顎だけに並んでいるのに対し、ナミエガエルには下顎に牙のような骨の突起が2つあります。
やんばるの森では水辺で出会う機会が多く、沢や沢沿いで良く見かけます。水中では石や枯れ枝や落ち葉に見事に紛れ、見つけるのは中々難しいです。
春から夏にかけ繁殖するので、その時期には不思議な鳴き声と共に姿を見かける頻度が増えます。
昔はタンパク源として食用とされていた時代もあったようです。今では生息環境の変化などもあり、世界でやんばるの森林だけに生息する貴重な固有種となっています。天然記念物ですので、触ったりする事も出来ない種となりました。
初夏の雨模様の夜には林道まで出てくることもあります。立派な姿をツアーで見かけたら、そっと見守ってあげて下さいね。


